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    2021.07.27NLP

    NLPのなりたち

    NLP(神経言語プログラミング)は、創始者のリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが、人とは違う卓越した結果を生みだす3人の最高峰の心理療法家たちを徹底研究し、役に立ち、人に教えられる「効果的な治療法」のモデルを創りあげたことから始まりました。今回は、優れた人たちの考え方やふるまいのパターンを学ぶ方法であり、人にその本領を発揮させる科学ともいわれるNLPの成り立ちをご紹介します。

NLP誕生の歴史

NLP誕生の歴史

NLP(Neuro Linguistic Programming:日本語では神経言語プログラミング)の歴史は、1970年代の米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)で、言語学の助教授をしていたジョン・グリンダーと同大学の心理学の学部生で、数学とコンピュータープログラミングを学んでいたリチャード・バンドラーの出会ったことから始まります。

グリンダーとバンドラーは、その当時にゲシュタルト療法、家族療法、催眠療法で卓越した結果を出していた3人の天才セラピストたちの言葉の使い方、非言語の使い方、内側と外側の世界の認識の仕方などを克明に調査・研究して、全く性格が違う3人に、驚くほど似通った、傑出した結果を生む共通要素(パターン)があることを見つけました。そして、自分たちの専門分野である言語学や心理学、情報科学、コンピュータープログラミングの他、神経学、システム理論やサイバネティクス理論などからアイデアを得て、誰にでもかんたんに実践できる「効果的なコミュニケーション」、「人の変容や学びのモデル」としてのNLPを確立しました。

その後、NLPは、ベトナム戦争での過酷な体験によって肉体的にも精神的にも深い傷を負った帰還兵やその家族の心の回復に大いに活躍したことで、瞬く間にアメリカ中のセラピストに広まり、今では、コーチング、カウンセリング、スポーツ、勉強、ビジネス、医療などのあらゆる分野で使われています。

どうしてNLPという名前なのか?

どうしてNLPという名前なのか?

Neuro

人間は、五感(視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚)という神経プロセスを通して世界を経験し、感じ取った外界からの刺激にその人なりに意味を与えて理解しています。神経の働きは、思考、感情、生理的反応を含めたすべての行動を支配して、心と身体が一体となった人間という有機体を形成しています。

Linguistic

わたしたちは、思考や行動を体系化するために言語を用います。知覚(神経プロセスを経て得た外界の情報に言葉で意味づけする)したことを覚えて、それを保持し続け、思い出すために、記憶には何らかの「ラベル」がつけられていて、それが手がかりになって思い出すことができると考えられているのです。また、外界(他人)と通じ合うためにも言語を用います。

Programming

人間の脳内にはコンピュータのプログラムと同じような働きがあります。過去に経験していることならば、イメージしただけで、プログラム通りに反応が起こり、かつての感覚が再体験できるし、望ましい結果を手に入れるために、思考や行動を自由に組織立てられるのです。ちなみに、自分にとって不要なプログラムはどんどん書き換えるのがNLPの基本的な考え方で、そのテクニックは誰にでも習得可能です。

NLPをもっと知りたい方へ

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